2010年 05月 23日
香り |
ここ数日、春を通り越して初夏の気候となりました。
そして今日は久しぶりの雨の休日。朝、早起きをして雨の音に興じる休日も悪くありません。
まつもとに向けての製作は、今、機にかかっているミニマフラーで終わりにしようと思ってます。
後は値札づくりとか、展示のための小物つくりとか準備がもろもろあります。
明日・明後日と仕事して、後は、まつもとの為にお休みをとりました。
松本へは、なんと夫と車で向かいます!!夫もお休みがとれたし、なんと結婚20周年だし記念の旅行を兼ねての旅路です。その間、私の母に家に来てもらって、子供たちの監視??をしてもらおうと思ってます。
沢山の不安と期待が入り混じった、そんなこのごろの私です
昨日、近所を自転車で走ってると、ある香りに気づきました。
「みかん」の花の香りです。
私にとってこの香りは、少し淋しい記憶とつながります。
小学生のころ、学校に居場所がなかった私は、いつもの通学路で同級生に会うのがイヤで、わざと遠回りになる山道をよく通って帰っていました。
途中、山のピークを超えるところに、その「みかん山」がありました。
地元の農協が推進したというみかん。でも時代の流れで売れなくなって置き去りにされ、打ち捨てられたその「みかん山」
実が実っても、だれも採るところを見たことがありませんでした。
そんな淋しい「みかん山」。でも、そこまでくると、誰も意地悪するために私を追ってきていないことがわかって、なんだか不思議と安心したものです。
誰に見向きもされなくなっても、律儀にみかんの花を咲かせ、心地よい芳香を辺りに振りまいているその場所が好きでした。
小さな私に季節を知らせ、すこしだけ安息を与えてくれたその香り。そのときの切ない気持ちを、この香りをかぐと思い出します。
あの頃は生きているのが嫌だった。自分という存在が嫌だった。消してしまいたいとも思ってた。
今、あのときの自分に会えるのなら、こう言って抱きしめてあげたい。
「大丈夫。いつまでもこんな状況は続かない。心から笑えるときが来る。信頼できる人にも出会える。頑張りたいと心から思える道にも出会えるよ」
小さい頃に出会った苦しみのことを思い出すと、今でも泣けます。でも、あの頃の苦しみがあったから、今の自分があるなら、この世で巻き起こる憂いは、どれも無駄じゃないと心から思えます。
私には夢中になれる事がある。
歩いて行きたい道がある。
供に笑い、泣ける人がいる。
歩いてきた人生が平坦だったら、この幸せに気づかなかったかもしれません。
この幸せを暖め・慈しみ・感謝して生きていきたい。本当にありがとう
さてさて、近所で咲いていたバラ。お庭から元気よく飛び出して咲いてました。
バラの花に顔を埋めると、心地よい芳香。
花々が咲き乱れる5月。喜びの季節です。
そして今日は久しぶりの雨の休日。朝、早起きをして雨の音に興じる休日も悪くありません。
まつもとに向けての製作は、今、機にかかっているミニマフラーで終わりにしようと思ってます。
後は値札づくりとか、展示のための小物つくりとか準備がもろもろあります。
明日・明後日と仕事して、後は、まつもとの為にお休みをとりました。
松本へは、なんと夫と車で向かいます!!夫もお休みがとれたし、なんと結婚20周年だし記念の旅行を兼ねての旅路です。その間、私の母に家に来てもらって、子供たちの監視??をしてもらおうと思ってます。
沢山の不安と期待が入り混じった、そんなこのごろの私です
昨日、近所を自転車で走ってると、ある香りに気づきました。
「みかん」の花の香りです。
私にとってこの香りは、少し淋しい記憶とつながります。
小学生のころ、学校に居場所がなかった私は、いつもの通学路で同級生に会うのがイヤで、わざと遠回りになる山道をよく通って帰っていました。
途中、山のピークを超えるところに、その「みかん山」がありました。
地元の農協が推進したというみかん。でも時代の流れで売れなくなって置き去りにされ、打ち捨てられたその「みかん山」
実が実っても、だれも採るところを見たことがありませんでした。
そんな淋しい「みかん山」。でも、そこまでくると、誰も意地悪するために私を追ってきていないことがわかって、なんだか不思議と安心したものです。
誰に見向きもされなくなっても、律儀にみかんの花を咲かせ、心地よい芳香を辺りに振りまいているその場所が好きでした。
小さな私に季節を知らせ、すこしだけ安息を与えてくれたその香り。そのときの切ない気持ちを、この香りをかぐと思い出します。
あの頃は生きているのが嫌だった。自分という存在が嫌だった。消してしまいたいとも思ってた。
今、あのときの自分に会えるのなら、こう言って抱きしめてあげたい。
「大丈夫。いつまでもこんな状況は続かない。心から笑えるときが来る。信頼できる人にも出会える。頑張りたいと心から思える道にも出会えるよ」
小さい頃に出会った苦しみのことを思い出すと、今でも泣けます。でも、あの頃の苦しみがあったから、今の自分があるなら、この世で巻き起こる憂いは、どれも無駄じゃないと心から思えます。
私には夢中になれる事がある。
歩いて行きたい道がある。
供に笑い、泣ける人がいる。
歩いてきた人生が平坦だったら、この幸せに気づかなかったかもしれません。
この幸せを暖め・慈しみ・感謝して生きていきたい。本当にありがとう
さてさて、近所で咲いていたバラ。お庭から元気よく飛び出して咲いてました。
バラの花に顔を埋めると、心地よい芳香。
花々が咲き乱れる5月。喜びの季節です。
by sakurairononuno
| 2010-05-23 07:27
| 日々のいろいろ